8月31日に生まれた作曲家「ポンキエッリ」

パデルノ・ポンキエッリは、イタリアのオペラ作曲家で、教会音楽家の家庭に生まれました。

9歳でミラノ音楽院で音楽を学び、10歳にならずして最初の交響曲を作曲しました。

そして、音楽院卒業から2年後に最初のオペラ《婚約者》を作曲し、この作品でオペラ作曲家としての名声を次第に築いていきました。

最も有名なオペラは、《ラ・ジョコンダ》ですが、ラ・ジョコンダの後でポンキエッリの音楽的な創意は落ち込んだかのようで、その後のオペラで同じような成功に出くわす事はありませんでした。

1883年から母校のミラノ音楽院で作曲家教授を務めました。

他のオペラ作曲家で有名な、プッチーニやマスカーニはそこの門人でもあります。

 

生前ポンキエッリは人気と影響力に非常に恵まれ、拡大されたオーケストラと、より複雑なオーケストレーションを取り入れたにもかかわらず、こんにち定期的に演奏されているオペラは、唯一《ラ・ジョコンダ》だけとなってしまっています。

今回ポンキエッリの紹介としまして、オペラ《ラ・ジョコンダ》の中でも特に有名な曲「時の踊り」をご紹介したいと思います。

「時の踊り」は、全4幕から構成されるオペラの第3幕におけるバレエ音楽です。

可愛らしいメロディーで、作曲家の名前や曲名は知らないけど、この曲は聞いたことある!という方も結構いるかと思います。